2013年12月9日月曜日

海上軍事力の強化もくろむ中国:無人船の開発・製造に力入れる

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月9日 8時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80135&type=0

海上軍事力の強化もくろむ中国、無人船の開発・製造に力入れる―香港紙

 2013年12月5日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、ロボット艦船の研究開発に対する中国政府の資金投入が急激に拡大していると指摘した。
 過去数年間、無人の高速艦船を開発・製造するために、一流大学や研究機関が設立した専門チームは少なくとも15個に上る。
 環球時報が伝えた。

 ハルビン工程大学のロボット艦船専門家である馬忠麗(マー・ジョンリー)教授によると、中国政府は過去数十年間、無人航空機に巨額の資金を投入してきた。
 無人艦船の利用価値と戦略的な重要性が注目され始めたのは最近になってからのこと。
 軍当局はこの種の船舶の情報収集能力と海上戦での敵砲撃のおとりとしての利用価値に着目している。

 馬教授の研究チームの最大の課題は、より高画質で安定した画像を撮影するシステムを開発することだ。
 そのシステムによって、無人艦船が遭遇した物体を識別する。

 「関連技術は一般的な無人機で使用されいるものよりも大幅に複雑。
 無人機の方が安定しているからだ。
 この技術の難問を突破できなければ、無人艦船の量産を進めることはできない」
と馬教授は指摘した。



2013年12月7日土曜日

テロリストも使用する「無人航空機」:中国の軍事用保有数は世界2位

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レコードチャイナ 配信日時:2013年12月7日 9時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=80137&type=0

テロリストも使用する「無人航空機」、中国の軍事用保有数は世界2位―ロシアメディア


●4日、中国が保有する軍事用無人航空機の数量は米国に次いで世界で2番目となっている。写真は中国のステルス無人攻撃機「利剣」。

2013年12月4日、ロシアのラジオ局「ロシアの声」によると、中国が保有する軍事用無人航空機の数量は米国に次いで世界で2番目となっている。5日付で環球時報(電子版)が伝えた。

無人航空機の技術開発は今まさに発展の段階にあり、開発初期レベルの無人航空機はテロリストでさえ使用している。11月21日、ステルス性能を備えた中国の無人航空機「利剣」が17分間の飛行に成功した。中国が保有する軍事用無人航空機の数は米国に次いで世界2位だが、無人航空機の使用規模から見ると、米国とイスラエルがリードしており、技術面ではEU(欧州連合)各国がこれに追いつく努力を重ねている。

ロシアなど世界の多くの航空機メーカーは、今後数年以内に世界の主要国家の空軍で有人機が減り、無人機が増加していくと予測。メーカーのアナリストは「第6世代戦闘機は無人航空機に間違いない」と断言している。

しかし、各国の軍事専門家の意見は多少異なっている。ロシア軍事誌の専門家は、無人機の使用に関する各種の問題は完全には解決されていないため、少なくとも5年以内には有人機と無人機の比率に根本的な変化はないと予測。しかし、長期的に見れば、無人航空機の技術レベルの進歩に伴い、徐々に有人機に取って代わっていくとみている。




2013年11月13日水曜日

米国本土を攻撃可能な中国のSLBM、年内に実戦運用

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朝鮮日報 記事入力 : 2013/11/13 09:14
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/13/2013111300655.html

米国本土を攻撃可能な中国のSLBM、年内に実戦運用

 米国の「ディフェンスニュース」は11日、中国が年末までに、米国本土への攻撃が実際に可能な潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を保有する見込みだと報じた。

 米国連邦議会傘下の米中経済・安全保障検討委員会が作った報告書(草案)によると、中国はこれまで、排水量8000トンクラスの「晋」級戦略ミサイル原子力潜水艦(094型)に搭載できる  SLBM「巨浪2(JL2)」の開発を進めてきた。
 このミサイルは射程が8000キロあり、太平洋から発射すると米国本土全域の攻撃が可能だ。
 ディフェンスニュースは
 「中国は今年中に、このミサイルを実戦で効果的に使用し得る能力を備えるだろう」
という見込みを伝えた。
 大陸間弾道ミサイル(ICBM)は地上から発射されるため、事前に相手から攻撃を受ける可能性がある。
 しかしSLBMは潜水艦に搭載され、海から発射されるため、隠密裏に作戦を遂行できるのが特徴だ。

 中国は現在、094型戦略ミサイル原潜3隻を実戦配備しており、2020年までにさらに2隻を配備する計画だ。
 同報告書は
 「これにより、中国は海上で核抑止力を保有する」
との見通しを示した
 核抑止力とは、相手が核攻撃できないようにする力、という意味だ。

 中国は、米国の一部地域を攻撃できるICBM「東風31(DF31)」を06年に実戦配備し、07年には、米国全域を攻撃できる「東風31A(DF31A)」を配備したものと推定されている。

 さらに同報告書は、中国が巡航ミサイルを搭載した原潜(095型)や、094型原潜より作戦範囲・機動性・ステルス性・攻撃力が向上した戦略ミサイル原潜(096型)も開発していると伝えた。




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2013年11月12日火曜日

アメリカも恐れる? 中国海兵隊:人民解放軍海軍陸戦隊(海兵隊)

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●強襲作戦を担う 存在感を増す人民解放軍海軍陸戦隊 Joe Chan-Reuters


ニューズウイーク 2013年11月1日(金)12時49分
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2013/11/post-3091.php
by クリストファー・イサジウ

アメリカも恐れる? 中国海兵隊
China’s PLA Marines: An Emerging Force

台湾侵攻も可能な能力を目指す精鋭部隊はアジア米軍にとっての脅威になりつつある

 「パシフィック・ピボット(アジア大洋州重視戦略)」により、太平洋地域では米軍の配備強化が進んでいる。
 米海軍と海兵隊が想定するシナリオの1つが、中国人民解放軍の水陸両用部隊による台湾侵攻だ。

 中国が海から陸上部隊を投入する際に先陣を切るのが人民解放軍海軍陸戦隊(海兵隊)
 2個旅団で構成される1万2000人の精鋭部隊だ。
 規模は小さいが、海軍と空軍の戦力に支えられ、中国とロシアの最新技術を取り入れている。

 陸戦隊はこれまで上陸作戦や空挺作戦の訓練を積んできた。
 初めは大掛かりな侵攻作戦を想定していたが、今は強襲作戦を担う緊急展開部隊へと進化している。

 とはいえ、まだ成長段階にあり、台湾海峡を渡って台湾に侵攻できるような能力には達していない。
 それでも、急激に実力を蓄えているのは確かだ。

 人民解放軍陸戦隊が誕生したのは53年4月。連隊規模だったのがやがて東海艦隊の指揮下で師団へと拡張した。
 一旦は武力による「台湾解放」方針の撤回に伴って解散となった後、70年代末に再結成されて今日に至っている。

 アメリカは中国陸戦隊に以前から注目してきた。
 領土拡張政策を取る中国の軍事動向に関して、米国防総省は既に10年の「中国の軍事力に関する年次報告書」で、台湾有事の可能性を危惧している。
 今年の報告書では、中国が台湾侵攻のために夜間や全天候の揚陸演習をしていると見なし、陸戦隊の戦力増強を予測した。

 実際、陸戦隊は中国で存在感を増すばかりだ。
 01年に人民解放軍海軍は大規模な強襲揚陸演習を行ってアメリカを驚かせた。
 最近は尖閣諸島や、フィリピンと領有権を争う南シナ海の海域で、陸戦隊の艦艇が「海洋調査演習」に参加。
 先月にはシリア沿岸に派遣された1万9000トン級の大型揚陸艦「井岡山」が紅海に到達した。

 陸戦隊は国連の平和維持活動やソマリア沖での国際的な海賊対策などにも積極的に参加している。
 つまり中国政府にとっては外交に貢献する貴重な戦力でもある。

 戦闘即応態勢を保持する人民解放軍陸戦隊は、今後も急拡大を続け、頻繁に配備されるだろう。
 アメリカのアジア戦略において決して侮れない存在となっている。

[2013年10月29日号掲載]




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2013年11月9日土曜日

中国:ロシアにSu-35をオーダーメイド

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Sukhoi Su-35 Paris Air Show 2013  パリ航空ショー
公開日: 2013/06/17


「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月8日
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2013-11/08/content_30543103.htm

 中国、ロシアにSu-35をオーダーメイド=露メディア

 ロシアの外国との軍事技術協力部門の関係者は6日、国際市場はSu-35に強い興味を示すが、同戦闘機を輸出する準備は整っていないと明かした。
 ロシアメディアが伝えた。

 同関係者は、
 「Su-35の輸出において、まだ技術的な問題があり、すぐに輸出できる状態ではない。
 2~3年後に輸出する可能性がある」
と話した。

 「技術的な問題」の詳細は明らかにしていないが、専門家は、
 ロシアがSu-35の最新のコア技術が流出することを懸念している可能性もある
と見ている。
 Su-35はロシアの第5世代戦闘機の一部の新技術を導入している。

また、同部門の別の関係者は、Su-35の供給と販売について中国と積極的な交渉を進めていることを明らかにした。技術の細部に関して、双方はまだ合意に達していないという。

 同関係者は、
 「中国側は追加の要求を提示した。
 中国はロシアの空軍向けに大量生産したSu-35を購入したくなく、中国の特徴に合わせて改造するように求めた。
 中国側のこの要求に応じるには改めて研究する必要があり、交渉は続いている」
と述べた。
 中国側の基準に合わせてどのような手直しが必要かについては明かさなかったが、
 「政策で決定したため、どのような契約になろうが結ぶことは間違いない」
と強調した。

 同関係者によると、契約で取り決めたSu-35の輸出機数に変更はなく、24機になる。
 2014年末から15年初めに引き渡す見通し。
 また、ロシア側は、中国国内でのSu-35のメンテナンスセンターの建設を支援し、中国側の専門家を引き入れることを検討している。


 Wikipediaから。


Su-35 (航空機)
 Su-35 (スホーイ35、スホイ35;ロシア語:Сухой Су-35スー・トリーッツァチ・ピャーチ) は、ロシア連邦のスホーイ社が開発し、Yu・A・ガガーリン記念コムソモリスク=ナ=アムーレ航空機製造合同 (KnAAPO) が製造する長距離多用途戦闘機。
 Su-27を発展させた第4++世代ジェット戦闘機であり、MAKS-2007航空ショーで発表された。



 Su-35 (Su-27M) との違いの中で最も特筆すべきはカナード翼が取り去られた点である。
 Al-41F1SのTVC機能、及びCCV技術の向上によって十分な機動性が確保できるようになったためであるが、電波吸収材料の使用なども貢献して、従来のフランカーに比べRCSが大きく低減している。さらに、空気抵抗の減少にも一役買っている。

 他に、水平尾翼には炭素繊維が用いられていること、背部のエアブレーキが廃止され燃料搭載量が増加していることが挙げられる。
 細部では、前脚のダブルタイヤ化、引き込み式空中給油用プローブの装備、などがある。
 テイルコーンや垂直尾翼の形状もSu-27と異なり、わかりにくいが両エンジン間の機体上面の形状も変更されている模様。










2013年10月12日土曜日

自衛隊が新型機動戦闘車を公開 → 中国メディアが「中国の戦闘車のパクリ」と指摘

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【HD】機動戦闘車(MCV:Maneuver Combat Vehicle)


ロケットニュース24  4時間前
http://rocketnews24.com/2013/10/12/378099/

自衛隊が新型機動戦闘車を公開 → 中国メディアが「中国の戦闘車に激似」と指摘
 / 中国ネットユーザーも「完全にパクリ」



 さる2013年10月9日、防衛省は新型機動戦闘車の試作機を公開した。
 中国をにらんだ離島防衛強化策の一環として陸上自衛隊に配備される予定であるという。

 この自衛隊の機動戦闘車について、中国メディアが「中国の戦闘車に激似」と指摘。
 すると、中国のネットユーザーも同調し「完全にパクリだ」と、話題になっているのだ。

■・機動戦闘車とは?

 機動戦闘車の特徴は、形は戦車に似ているが、最大の特徴は車輪部分がキャタピラではなく、タイヤであること。
 路上での機動力にすぐれている。
 また従来の戦車より軽量であるため、空輸も可能。離島やゲリラなど特殊部隊との戦闘に向いているとされ、各国で開発が行われている。

●・中国メディアが「日本の機動戦闘車が中国のものに酷似」と報じる

 機動戦闘車は、もちろん中国でも開発されている。日本のニュースを受け、中国共産党機関紙『人民日報』系列の『環球網』は「日本の機動戦闘車が中国の09式戦闘車に酷似」といったタイトルで報道。
 日中の戦闘車の写真を掲載した。

●・外観は似ている?

 2台の写真を見比べてみると、両方ともタイヤがあり、砲塔も有している。
 外観は似ていると言えば似ている。
 しかし、中国報道はタイトルこそ「酷似」と報じているものの、具体的にどこがどう似ているのかは説明していない。
 このニュースに中国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられている。

●・中国ネットユーザーの声

「おお! 今回はパクられたか!!」
「見た目はソックリ」
「性能も同じなのだろうか? 気になる」
「質の日本、数の中国じゃないか?」
「完全にパクリだ」
「日本人は唐の時代からマネしてばっかりだから!」
「弱そう」
「機動戦闘車で島の防衛なんかできるのか?」
「これで尖閣諸島に来るとかバカだろ」
「俺は悪くないスペックだと思うけど」
「でもパクリはパクリ。大したことないよ。中国を見たらわかるだろう」

●・さらなる改良を経て2016年に配備予定

 インターネット上では、
 外観が似ていることから「パクリ認定」をしている声もあれば、
 スペックがわからないので判断できないという声、
 また機動戦闘車でどうやって島を防衛するのか想像できないという声
など様々な意見が上がっている。

 なお、日本の機動戦闘車はさらなる改良を経て、2016年に陸上自衛隊に配備する予定であるという。

参照元:環球網(中国語)、産経ニュース
執筆:沢井メグ

▼今回お披露目された日本の「機動戦闘車」






▼中国の機動戦闘車「09式突撃砲」







「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月6日
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-11/06/content_30513564.htm

日本の13式戦車、釣魚島侵攻の武器に


●13式機動戦闘車

 それは尖閣のために誕生した――
 日本が開発した新型戦車が10月9日、神奈川県相模原試験場に登場した際に、日本の主要メディアはこのような見出しで記事を掲載した。
 これは同戦車が現在の釣魚島(日本名・尖閣諸島)、独島(日本名・竹島)および北方四島などの係争と関連していることを示唆したものだ。
  この戦車とは、13式機動戦闘車だ。

 戦車専門誌「PANZER」によると、13式機動戦闘車は10式戦車に続く、陸上自衛隊の離島奪還作戦に向けた重要な装備である。
 分かりやすく言えば、同戦車は自衛隊が海外を侵攻するための道具である。

中国の装輪装甲車が好敵手

 日本の離島衝突を巡る軍事準備から見ると、13式装輪装甲車の主な機能は「緊急時の使用」だ。
 つまり陸上自衛隊の90式戦車、74式戦車という主力戦車が重量・体積の問題により迅速に戦場に投入できない場合、13式装輪装甲車がその代わりを果たすことになる。
 同戦車の長所は高い機動性で、迅速な配備が可能で、地形に対する適応能力が高い。
 必要が生じれば、輸送機もしくは揚陸艦により真っ先に戦場に投入することが可能だ。

 それでは中国には、日本の13式装輪装甲車に対抗できる武器はないのだろうか? 
 中国にはこれがあり、かつ規模が大きく、戦闘力を形成した時期も日本よりも早い。
 米軍事情報サイト「Strategy Pages」の「中国の代用小型戦車」と題する記事によると、中国は1990年代末に地域内の衝突および非伝統的な反テロ作戦の需要を見据え、一連の装輪装甲車の開発プロジェクトを打ち上げ、現時点ですでに成果を実らせている。


●中国の戦車

 中国陸軍のPTL-02装輪装甲車は、100ミリ滑腔砲によるミサイル発射の奇跡を実現し、かつ火器システムの火力反応時間を改善した。
 滑腔砲の口径は日本の装輪装甲車より小振りだが、貫通力と殺傷力は日本を上回る。
 またPTL-02は中国の装輪装甲車発展の終点ではなく、将来的により先進的な武器を開発することになる。
 この状況の中、日本の開発した離島防衛の武器は、予想されていた効果を獲得できるとは限らない。





2013年10月5日土曜日

巨大揚陸艦の運動会、中国海軍の装備不足露わに:特にエア・クッション型揚陸艇が不足

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●9月29日、鳳凰網は記事「巨大揚陸艦の内部で運動会、中国海軍の装備不足露わに」を掲載した。アデン湾で警備任務についている揚陸艦・井岡山号で運動会が開催されたが、その裏にはある重大な問題が潜んでいるという。写真は揚陸艦での運動会。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月5日 7時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77446&type=0

巨大揚陸艦の内部で運動会、中国海軍の装備不足露わに―中国

 2013年9月29日、鳳凰網は記事「巨大揚陸艦の内部で運動会、中国海軍の装備不足露わに」を掲載した。

 ソマリア沖アデン湾で警備任務についている中国人民解放軍海軍の新型揚陸艦・井岡山号。
 先日、その艦内で運動会が開催されたことがニュースとなった。
 揚陸艦内部の格納庫は運動するのに十分な広さで、ゴールを設置してバスケットを楽しんだり、卓球台を並べたり、バドミントンをプレーしたりと、汗をかく兵士の姿が伝えられた。

 航海中も体を鍛えられるのはすばらしいことだが、空っぽの格納庫は中国海軍の装備不足を露呈するものでもある。
 その問題点は米国の揚陸艦と比較すれば明らかだ。
 米国の強襲揚陸艦ボノム・リシャールは香港に寄港した際に艦内をメディアに公開したが、格納庫にはヘリコプターやエア・クッション型揚陸艇、装甲車などの車両が所狭しと並んでいた。

 空っぽの井岡山号の格納庫は、艦艇はあっても関連装備を揃えきれていないことを示している。
 もちろんアデン湾での警備任務には水陸両用戦車などの装備は不必要だが、米軍ならば突発的な事態に備えて準備を整えている。

 もっとも重要な点は中国海軍にはエア・クッション型揚陸艇が不足しているという点だ。
 先日、2隻目の中型エア・クッション型揚陸艇が就役したばかりで、米軍との差はかけ離れている。



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2013年9月30日月曜日

中国軍が初めて「空母部隊」との表現を使用:空母艦隊をすでに編成か

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レコードチャイナ 配信日時:2013年9月29日 16時57分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77324&type=0

中国軍が初めて「空母部隊」との表現を使用、空母艦隊をすでに編成か―中国

 2013年9月、中国中央電視台(CCTV)は中国人民解放軍が初めて「空母部隊」という表現を使用したと報じた。

 25日、中国初の空母、遼寧号は就役1周年を迎える。
 その前日24日に遼寧号の格納庫で記念式典が行われ、王海(ワン・ハイ)少将が空母部隊の司令官となることが発表された。
 中国人民解放軍が「空母部隊」という表現を使うのがこれが初となる。

 王司令官はこの1年、遼寧号は数々の海上訓練を繰り返し15日には艦載機の離着陸試験にも成功、空母はすでに戦闘能力を備えるにいたったと称賛した。
 今後も修練を重ね空母部隊を軍の中核に育て上げなければならないと訓示した。


サーチナニュース 2013/09/25(水) 18:12
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0925&f=politics_0925_003.shtml

中国の航空母艦「遼寧」、本日で就役1周年



  「遼寧」は旧ソ連が設計した航空母艦「ワリヤーグ」だった。
 ソ連崩壊にともなう混乱で未完成のまま、独立したウクライナが保有していた。
 その後、中国海軍の航空母艦になるまでの同船の歩みは「複雑怪奇」としか言えないものだった。

  まず、同船を1998年に購入したのは澳門(マカオ)の中国系民間会社の創律集団旅遊娯楽公司だった。
 同社は「中国で海上カジノとして使用」などと説明した。

  ところが「外観もすでに空母である」との理由で、トルコが「空母の海峡通過を禁じたモントルー条約に抵触する」との理由で「ワリヤーグ」のボスポラス海峡、ダーダネルス海峡通過に難色を示した。

  中国側は「トルコへの観光客増加を約束」などの条件を提示。
 トルコは海峡通過を了承。
 「ワリヤーグ」は2001年に中国に回航され、02年3月には大連港に入港した。

  その後、「ワリヤーグ」の改修が始まったが、中国海軍使用の塗装などで、同船を「空母として使うのでは」との声が出はじめた。
 台湾も「中国の空母保有」問題に神経をとがらせはじめた。
 すると、中国政府の台湾事務弁公室の李維一報道官は、「ワリヤーグの空母化」との説に対し、「政治的な目的がある」と非難した。

  しかし中国国営の新華社通信は09年ごろになると「ワリヤーグ」が「中国初の空母になる」などと報道した。
 改装や艤装は中国船舶重工集団公司大連造船正廠が担当。
 中国は空母保有を既成事実化していった。

  2011年8月には、性能を確認する海上公試を開始。10回の公試を経て、2012年9月25日に「ワリヤーグ」は中国海軍に引き渡され、同時に「遼寧」との船名が発表された。

  2013年になり、遼寧は2月下旬、6月上旬から7月上旬にかけて出港。
 9月21日にも出港した。
 これまでに、戦闘機「殲-15(J-15)」を含む艦載機の離着艦を延べ100回以上実施したという。



サーチナニュース  2013/09/29(日) 15:31
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0929&f=national_0929_032.shtml

【中国BBS】わが国の空母がもうサビてるんだが、大丈夫か?

  中国初の航空母艦“遼寧”が正式に進水してから1年が経過したが、中国のネットユーザーから
 「遼寧号にもうサビが出ているようなんだけど、わが国の技術は本当に大丈夫なのか?
と心配するスレッドが百度に立てられた。

  スレ主は、3回目の訓練を終えて帰還した遼寧の写真を見たようで、
●.「船体がサビていた。船体の材料は本当に合格したのか?」
と中国の造船技術に疑問を呈した。

  ほかのユーザーからは
●.「旧ソ連時代の船体だからな」、
●.「造船から30年以上経っている船だ」
と、旧ソ連製であることや年月のためであり仕方がないという意見や、
●.「訓練艦だから、サビてもかまわない」
という主張もあり、いずれにしてもサビるのはやむを得ないという考えのようだ。

  しかし、自称船員というユーザーからは
●.「日本の船は30年が経過しても海水に接触する下部でもサビない。
 日本の造船技術は世界トップレベルだ」
とコメントがあった。
 また、材料工学を学んだというユーザーからは
●.「わが国の鋼材の防腐技術は1980年代のソ連にも及ばない。
 中国の表面処理と塗装技術は非常に遅れている」
などの指摘があった。

  コメントでも指摘されているように、遼寧号は中国がソ連で設計された航空母艦ワリヤーグの未完成の艦体を入手し、航空母艦として完成させたもので、起工から30年近くが経っている。
 中国で海上カジノとして使用する予定としてウクライナから購入したが、後に空母として建造し、就役させた経緯がある。

  また、中国は遼寧を現時点では訓練艦として位置づけており、一部報道などではすでに原子力空母の建造を行っているという。
 原子力空母こそ中国空母艦隊の本命かつ主戦力となる空母であり、遼寧は原子力空母が完成するまでの「つなぎ」として運用される可能性もある。





2013年9月27日金曜日

中国製ミサイルが米国、ロシアなど“撃破”…トルコに売却決定

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最も前衛な長距離地対空ミサイル・システム「紅旗9/FT-2000」


サーチナニュース 2013/09/27(金) 11:58
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0927&f=politics_0927_004.shtml

中国製ミサイルが米国、ロシアなど“撃破”…トルコに売却決定

  環球網、中国新聞社など中国メディアは27日付で、中国製防空ミサイルの紅旗9が「米国とソ連を撃破して勝利、トルコに40億ドルの大商売」と報じた。
 トルコが防空ミサイルとして米国製でもロシア製でもなく、中国製を選んだと強調した。

  外電を引用して報じた。
 トルコ政府は中国精密機械進出総公司(中国精密機械輸出入総社)を通じて、防空ミサイルの紅旗9の輸出仕様、FD-2000を計40億ドル(約3949億円)で輸入することを決めたという。

  米国のパトリオット、欧州のアスター、ロシアのS-400が競争入札に参画していたが、紅旗9が選ばれたという。

  中国メディアは
●.「21世紀になって、兵器市場でまれに見る遠距離防空装備の大商売」、
●.「中国の防空武器装備がはじめて北大西洋条約機構(NATO)に売却された。歴史的な突破だ」
などと、高潮した調子で紹介した。

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◆解説◆

  トルコ共和国は国民の99%だが、憲法で「世俗主義」を謳(うた)うなどで、自らを西側諸国の一員と認識しており、基本的には親米路線を貫いている。
 キプロス問題などでギリシャ、歴史的な民族問題、宗教問題、領土問題でアルメニアとは対立している。

  1949年に発足したNATOには、ギリシャともに52年に加盟した。
 欧州連合(EU)への加盟も目指しているが、進展は滞っている。
 国内ではクルド人問題があり、国内南西部ではクルディスタン労働者党との戦闘が続いている。
 イラク北部の同党拠点に対する越境攻撃を行っており、国際的に非難が高まることがある。

  トルコ系民族は中央アジアに広く居住している。
 中国国内のウイグル族もトルコ系だが、トルコ国外の民族の場合、日本語では「チュルク系」と呼ばれる場合もある。
 歴史上、中央アジアに大帝国を築いた突厥も「チュルク」に複数形の「d」をつけた「チュルクド」とされている。
 トルコ語はモンゴル語とも近い関係にあり、日本語や韓国/朝鮮語とも文法が似ている。

  ただし、トルコ人は「トルコ系民族の本家」といった意識を示すことがあり、他のトルコ系民族の人々が反感を持つ場合もある。

  対日感情は良好。
 1890年に和歌山県沖で遭難したトルコ軍艦のエルトゥールル号の乗員に対して地元住民が献身的に救助・救援を行ったことや、トルコの“仇敵”だったロシアに、日本が日露戦争の多くの戦闘で勝利したことがきっかけとされる。

  現在でも多くのトルコ人は日本に対して「勤勉であり、アジアの国として真っ先に近代化に成功した」との気持ちを持っている。
 イラン・イラク戦争時の1985年には、テヘランに取り残された日本人の国外脱出にトルコ政府が協力し、撃墜の危険があるにも関わらずトルコ航空機を派遣した。





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2013年9月15日日曜日

中国海軍が米国に次ぐ世界第2の艦隊へ:国産空母を建造か

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●13日、世界各地のメディアは中国企業の動向などを基に、中国が初の国産空母建造に向けて動き出しており、近い将来米国に次ぐ世界第2の艦隊を擁するようになるとみている。写真は中国の空母・遼寧号。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月14日 20時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76776&type=0

中国海軍が米国に次ぐ世界第2の艦隊へ、国産空母を建造か―海外メディア

 2013年9月13日、世界各地のメディアは中国企業の動向などを基に、中国が初の国産空母建造に向けて動き出しており、近い将来米国に次ぐ世界第2の艦隊を擁するようになるとみている。
 環球時報が伝えた。

 中国船舶重工股フェン有限公司(中国重工)は10日、10社を超えない特定の第三者に向けて22億800万株を増資し、合計84億8000万元(約1356億8000万円)の資金調達を計画していることを明らかにした。
 第三者割当増資の実施には今後まだ株主と監督機関の承認が必要なものの、同社は「調達した資金は超大型水上艦や潜水艇、大型揚陸艦など重大軍事装備の生産設備に投資する予定」と発表した。

 この発表を受けて、中国重工の株価は11日、ストップ高を記録。また、割り当ての第三者の中に大連造船集団と武漢造船集団が含まれていること、中国重工が両社の重大軍事装備の組み立て業務と資産を買収することが明らかにされた。

 これに関し、香港紙・成報は
 「今回の取引の核心は空母にある」
とし、
 「中国海軍の装備は世代交代させ、アップグレードする必要性に迫られている。
 特に空母の装備に関連する企業はこの機会に乗じた新たな発展を期待しているだろう」
と報じた。

 一方、中国海軍の専門家・李傑(リー・ジエ)氏は
 「大連造船集団は空母・遼寧を改造した地であり、武漢造船集団も遼寧の補助戦艦の改造を実施している。
 そのため、メディアは今回の取引を空母と結びつけ易い」
と指摘した。

 また、軍事関連情報誌ジェーン・ディフェンス・ウィークリーは、米デジタルグローブ社の衛星写真を引用し、
 「上海の造船所が中国初の国産空母の建造にすでに着手している」
と報道した。

 ロシアの軍事誌Military-Industrial Courierは、
 「中国は世界最大の造船能力持っており、近い将来、総量で米国に次ぐ世界第2の艦隊になるだろう。
 中国海軍の今後の発展の方向が空母の建造であることに疑いの余地はない」
と指摘している。



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2013年9月11日水曜日

中国戦闘機J-20は大量生産なし…J-31が代替機に

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サーチナニュース 2013/09/10(火) 14:52
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0910&f=politics_0910_003.shtml

中国戦闘機J-20は大量生産なし…J-31が代替機に=米報道

  中国が過去1年間にわたって開発に取り組んできた第2世代ステルス戦闘機「J-31」(コードネーム「鶻鷹」)の外観は米国のF-22に似通っており、J-20より小振りだ。
 米国の軍事専門サイト「STRATEGY PAGE」はこのほど、中国の戦闘機について論じる記事を掲載した。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。以下は同記事より。

  「J-31」は2012年10月に初の試験飛行を実施し、2種類のプロトタイプ機を展示した。
 F-35と比べ、双発機のJ-31は多くの武器を搭載できる強みを持っている。
 J-31はJ-20の後継機になるだろう。

  現在までにJ-20の少なくとも2種類のプロトタイプ機と新プロトタイプ機が複数の改良を経て公開されており、最大重量は36トンに達すると見られる。
 「J-20」の外観は米国のF-22に近く、全体的な形状・重量・エンジン性能は米国のF-15Cに近い。
 J-20の離陸後の加速性能はF-15Cを上回り、F-22に匹敵する。
 またJ-20の新型プロトタイプ機は、F-22、ユーロファイター、JAS-39に続く、超音速巡航が可能な戦闘機となった。

  J-20は一定のステルス性能を持つが、電子設備に対するステルス性能は表面に塗装された特殊材料によるものであり、レーダーによる捕捉が可能だ。
 ゆえにJ-20は過渡的な戦闘機にしかならず、新機種として大量生産されることはない。
 しかしJ-20はF-22、F-35、ロシアのT-50と同じ第5世代ステルス戦闘機とされる。

  J-20の発展の取り組みが失敗に終われば、J-31がその代替機になると分析されている。
  J-20は卓越した性能を持つが、F-35やF-22と同じ電子設備(レーダーや防御システム)により、その機能を発揮しなければならない。
 中国は現時点で、電子設備の面で米国の現在の戦闘機に追いついていない。
 しかしその差は縮小中であり、中国人は最終的に成功を手にするはずだ。

  J-31の発展は、中国軍のハイテク設備の強化に向けた決意をさらに裏付けた。
 中国は現在、先進的な軍事技術の発展を必要としており、ロシアとの過去の失敗を回避しようとしている。




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2013年8月26日月曜日

防衛省 ステルス機探知の研究に本格着手へ:ステルス戦闘機とは




NHKニュース 8月26日 4時16分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130826/k10014024071000.html

防衛省 ステルス機探知の研究に本格着手へ

 防衛省は、中国やロシアがレーダーに探知されにくいステルス性能を持つ次世代戦闘機の開発・量産化を進めていることを踏まえ、防空態勢を強化する必要があるとして、ステルス機を探知・追尾できるレーダーなどの研究・開発に本格的に着手する方針です。

 レーダーに探知されにくいステルス性能を持つ次世代戦闘機の開発を巡っては、中国が「殲20」や「殲31」などの新型機の試験飛行を行ったとされているほか、ロシアもT50と呼ばれる戦闘機の量産化を急いでいます。

 こうしたなか、日本もステルス性能を持つF35を今後42機取得する計画ですが、防衛省は防空態勢を強化する必要があるとして、ステルス機を探知・追尾できるレーダーや射撃管制システムの研究・開発に本格的に着手する方針で、来年度(平成26年度)予算案の概算要求に37億円を盛り込むことを決めました。

 また防衛省は、南西諸島の周辺で中国軍機の活動が活発になっていることを踏まえ、より高性能な早期警戒管制機を再来年度(平成27年度)に導入するため、概算要求に関連経費を盛り込むことにしています。



サーチナニュース 2013/08/27(火) 16:53
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0827&f=politics_0827_009.shtml

J-31が試験飛行…わがステルス戦闘機が米国と市場を争う=中国

  中国の第4世代ステルス戦闘機J-31(鶻鷹)が23日昼に試験飛行を実施した。
 J-31はかつてないペースで試験飛行を続けており、9日、18日に続いて今回は8月で3回目だ。
 7月には試験飛行を1回しか実施していなかったことから、J-31の試験飛行の頻度が大幅に高まっていることが分かる。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  香港紙・星島日報は、
 「日本、韓国、シンガポール、オーストラリアなどの国は米国製のF-35を発注したが、F-35は試験飛行で故障と技術的問題を繰り返しており、これらの国の懸念と不満を招いている」
と伝えた。

  豪シドニー・モーニング・ヘラルド紙は
 「多くの専門家はF-35プロジェクトの進展、今後もたらす作用に懸念を覚えている。
 F-35の単価は2001年から75%も急騰しており、さまざまな問題の出現もまた各開発国の意欲を失わせている」
と伝えた。

  米国メディアは、
 「J-31の試験飛行は、中国が米国に続き、ついに2機種のステルス戦闘機を開発した国になったことを示した。
 この事態の発展は重大な意味を持ち、戦術飛行機の輸出市場および米軍に対して深刻な影響をもたらすだろう」
と報じた。

  J-31がF-35に相当する性能を持っていることが証明された場合、米国政府にとって高価なF-35を調達する意義がなくなることだ。
 J-31を始めとする中国の第4世代戦闘機は、世界軍事貿易の現在の構造を打破し、世界軍需産業を再編するだろう。
 そうなれば、米国の高級戦闘機市場の独占という夢が終末を迎えることになる。


 ジェット戦闘機のエンジンすら開発できずに、ロシアからコピーさせてもらっているのにステルス機が高性能と言われても、何かピンとこないのだが。



ステルス戦闘機その1 Stealth fighter 01 

公開日: 2013/06/18

ステルス戦闘機その2 Stealth fighter 02 

公開日: 2013/06/18





【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年8月25日日曜日

わが海軍の艦艇…質・数が海上自衛隊を超えるのは時間の問題

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サーチナニュース  2013/08/23(金) 07:16
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0823&f=politics_0823_001.shtml

わが海軍の艦艇…質・数が海上自衛隊を超えるのは時間の問題=中国

  米軍事画像フォーラムのMilitary photos.netはこのほど、中国の造船所が海軍艦艇を建造している写真を公開した。
 外国人アナリストは、
 「新型の大型水上艦艇および第3世代原子力潜水艦の建造加速は、中国海軍が空母艦隊の結成を加速していることを裏付けているようだ。
 多くの艦艇が建造されているが、これは中国に複数の空母艦隊ができることを意味する」
と指摘した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  報道によれば、中国海軍の規模は将来的に米軍に次ぐものとなり、その主力艦艇の質と数が海上自衛隊を超えるのは時間の問題だと分析されている。

  中国の某造船所で撮影された写真によると、造船所は少なくとも7隻の駆逐艦を建造している。
 これには試験航行・交付の段階に入った2隻の052Cミサイル駆逐艦、造船所内で設備取付中の3隻の052Dミサイル駆逐艦、組立ラインで組立中の1隻の052Dミサイル駆逐艦、艦隊モジュールを建造中の1隻の052Dミサイル駆逐艦が含まれる。

  中国海軍は今後4年にわたり、2カ所の造船所で、8-12隻もの054A改良型ミサイル護衛艦を建造する計画を立てている。
 また中国の5カ所の造船所は同時に、45-55隻もの056/056A小型護衛艦を建造している。
 この建造規模と肩を並べられるのは米軍だけで、過去20年弱の世界海軍史においても非常に稀なケースだ。




【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年8月22日木曜日

中国の主な優位性は強大な潜水艦部隊にある:だが、目的地に到着する前に撃沈

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●22日、環球時報はロシア紙プラウダの記事「日本は戦争準備ができたか?」などを基に、日本と中国の軍事力を比較した。写真は中国軍。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月22日 16時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75881&type=0

日本が海上軍事力を強化、中国の優位性は強大な潜水艦部隊―ロシア紙

 2013年8月22日、環球時報はロシア紙プラウダの記事「日本は戦争準備ができたか?」などを基に、日本と中国の軍事力を比較した。

 日本は海上での軍事力強化を図っており、今月6日にはヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」の進水式を行った。 
 これにより、日本の海上戦力はこの地域の軍事バランスを打ち破ることになるだろう。
 海上自衛隊が現在所有しているイージス艦6隻に加え、防衛省は15年にイージス艦2隻の追加を検討している。
 日本は14年、米国の水陸両用装甲車AAV-7を購入するとみられている。

 日本メディアによると、尖閣諸島近辺の海上での中国の動きの活発化に対処するため、防衛省は15年に垂直離着陸輸送機オスプレイの導入を検討しており、14年度予算の概算要求に調査費1億円を計上した。
 中国の専門家は
 「オスプレイがいずもに配備されれば、日本の水陸戦闘能力と長距離輸送能力を大幅に高めることになる」
と指摘している。
 一方、中国の主な優位性は強大な潜水艦部隊にあるという。

 空軍力に関しては、カナダの軍事誌・漢和ディフェンスレビューが中国人民解放軍の第3世代ジェット戦闘機の数量は日本の航空自衛隊の保有数を超えていると指摘。
 航空自衛隊の主力戦闘機F-15Jは老朽化の問題に直面しており、日本の装備面の優位性を今まさに中国が追い越そうとしていると分析した。



サーチナニュース  2013/08/28(水) 11:01
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0828&f=national_0828_023.shtml

中国潜水艦は撃沈できる…田母神氏の主張に反論=中国版ツイッター


●)(写真は「CNSPHOTO」提供、中国の原子力潜水艦)

  中国版ツイッター・微博で軍事情報を専門に伝えるアカウント・鉄血軍事はこのほど、自衛隊の航空幕僚長だった田母神俊氏が
 「中国の潜水艦は目的地に到着する前に撃沈される
と主張したことについて伝えたところ、反論が多く寄せられた。

  報道によれば、田母神氏は
 「日本の対潜水艦作戦能力は絶えず向上している。
 日本の潜水艦は静音で長時間、深い所を進む能力があるので、敵に長時間発見されることはない。
 中国の潜水艦はノイズが大きく、目的地に到着する前に撃沈されるだろう
との見解を示した。

  微博ユーザーからは
●.「対潜水艦能力が進んでいても、戦争で潜水艦を使わなかったらどうするんだ?」、
●. 「だったら潜水艦を使わなければ良いだけ。
 戦略ミサイルを撃て! 目標は東京だ」
など、潜水艦を使用しなければ済む話との反論が寄せられた。

  ミサイルを使用すべきという意見は比較的多く、
●.「地上からのミサイルで十分だ」、
●.「どうやら日本は弾道ミサイルというものを知らないようだな」
などの意見も。
 また、
●.「日本の対潜哨戒機が侵入してくる前に撃ち落とすさ」
など、対潜哨戒機も恐れるには足りないとの強気なコメントもあった。

  しかし、
●.「これは小日本のホラなんかじゃない。自衛隊は確かに実力がある。
 対潜水艦能力はずっと世界トップレベルだ」、
●.「日本の対潜水艦は世界一流。自衛隊は甘く見てはならない存在だ」
と、日本の実力を評価するユーザーも少数ながら存在したが、
●.「日本人がこういう風に考えてくれているうちは安心だ」
など、自衛隊を見くびるコメントが大半だった。

  日本には対潜哨戒機として現有のP-3Cのほか、P1が配備されている。
 防衛省が2001年度より開発を進めてきたP1は、光ファイバー利用などで耐電磁干渉性に優れた実用機世界初のFBL(フライ・バイ・ライト)システムや、探知能力を向上した新規開発の音響システム、レーダー・システムを採用している。

  深セン衛視(深セン衛星テレビ)は、日本国内での見方として
●.「P1はわが潜水艦の最大の天敵とされる」
と紹介した


P-1 対潜哨戒機が、厚木基地に向けて帰投。


厚木基地に次期哨戒機P1を配備




レコードチャイナ 配信日時:2013年9月3日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76249&type=0

中国海軍、第4世代潜水艦の完成間近
=スクリュー不用の磁気推進方式を採用か―米華字紙


●1日、米国の偵察衛星が中国で開発が進んでいる第4世代潜水艦の姿を捉えた。この「097秦級原子力潜水艦」は、2025年までに海軍が配備する予定の3~4つの空母打撃群の切り札になるとみられている。資料写真。

 2013年9月1日、米国の偵察衛星が中国で開発が進んでいる第4世代潜水艦の姿を捉えた。
 この「097秦級原子力潜水艦」は、2025年までに海軍が配備する予定の3~4つの空母打撃群の切り札になるとみられている。
 米華字紙・世界報が伝えた。

 第4世代原子力潜水艦の完成が間近に控えていることは、遼寧省の潭作鈞(タン・ズオジュン)副省長が明かしたもの。
 香港の月刊誌・鏡報によると、第4世代潜水艦の開発が行われて久しいが、
 第3世代潜水艦「095」、「096」型もいまだ公開されておらず、米国にも察知されていないという。

 香港の軍事専門家、梁国梁(リアン・グオリアン)氏によると、
 解放軍は2000年から第4世代潜水艦の研究開発を進めており、スクリューの不要な最新鋭の磁気推進方式が採用される
という。

 現在、最も有効な推進方式であるスクリューは、効率や騒音の問題があるが、電磁学の進歩により、超電導電磁推進装置という画期的な方式が生み出されている。
 現行の潜水艦に比べ、超電導潜水艦はシンプルな構造でありながら高い推進力、無騒音、無汚染、低コストといった優位性があり、多くの軍事専門家に高く評価されている。


 飛行機も潜水艦もスペックだけは出てくるが、実用化された本体がなかなか出てこない。


USS Texas Submarine (SSN-775)

 公開日: 2013/05/09
USS Texas (SSN-775) is a Virginia-class submarine, and the fourth ship of the United States Navy to be named in honor of the state of Texas.
The contract to build her was awarded to the Northrop Grumman Newport News shipyard (then called Newport News Shipbuilding & Drydock Co.) in Newport News, Virginia on 30 September 1998 and her keel was laid down on 12 July 2002.[1] She was christened on 31 July 2004 by Laura Bush, First Lady of the United States.[4] She was launched into the James River on 9 April 2005.




【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年8月17日土曜日

兵器取引の復活、中国の戦闘機が初めてモスクワに登場:「J-10」ロシア製エンジン

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●16日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は記事「兵器取引の復活、中国の戦闘機が初めてモスクワに登場」を掲載した。来年初頭にはSu-35戦闘機24機の売却契約が締結される可能性が高まっている。写真は中国の戦闘機「J-10」。


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月17日 17時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75665&type=0

兵器取引の復活、中国の戦闘機が初めてモスクワに登場―米メディア

 2013年8月16日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ中国語版は記事
 「兵器取引の復活、中国の戦闘機が初めてモスクワに登場」
を掲載した。

  8月27日に開幕するモスクワ航空ショーに中国軍の曲技飛行隊・八一飛行表演隊のJ-10戦闘機7機が参加することで中露が合意した。
 モスクワ航空ショーで中国の戦闘機がパフォーマンスするのは初めて。
 なおロシア側は八一飛行表演隊のJ-10戦闘機がロシア製エンジンを採用していることを強調している。

 モスクワ航空ショーには曲技飛行隊だけではなく、多くの中国訪問団が参加する予定で、中国とロシアの兵器取引が復活する可能性が高まっている。
 ロシアは以前、中国向けの兵器輸出を積極的に行っていたが、
 中国による技術盗用の深刻化を受け、近年では停滞していた。
 中国側は今後盗用はしないことを約束しており、
 来年初頭にはSu-35戦闘機24機の売買契約が締結される可能性が高まっている。



サーチナニュース  2013/08/30(金) 07:48
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0830&f=national_0830_007.shtml

J‐10戦闘機が世界に初公開…メード・イン・チャイナの威力示せ

  6日間にわたり開催される第11回モスクワ国際航空宇宙展が27日、モスクワ郊外のジュコーフスキーで開幕した。
 中国空軍八一アクロバット飛行隊とJ‐10(殲10)戦闘機7機が飛行場に姿を現した。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  「中国藍天儀仗隊」が創設されてから51年間、中国を飛び出し世界の大舞台でパフォーマンスを披露するのはこれが初となる。
 中国が独自で開発・製造した第3世代戦闘機J‐10が国外で正式に公開されたのも初めてであり、世界最新鋭の戦闘機と肩を並べた。

  「猛龍」との愛称を持つJ‐10戦闘機は、中国が独自に研究開発及び製造した戦闘機で、信頼性・生存率・機動性のいずれにおいても高水準にあるという。広範囲の作戦行動半径、短い離着陸距離、強力な攻撃力を有し、総合的な作戦効率・能力においては、世界の同型戦闘機の先進的なレベルに匹敵する。

  アクロバット飛行を成功させるための準備と安全確保に全力で取り組むにあたり、J‐10戦闘機の開発・製造を行う中国航空工業集団公司は特別整備・安全点検チームを派遣した。
 J‐10アクロバット専用機がベストのコンディションで世界にアクロバット飛行を披露し、「メイド・イン・チャイナ」の威力を証明できるよう、特別チームが全力でサポートするという。


 でもエンジンがロシア製では「メード・イン・チャイナの威力」というわけにもいかないだろう。 


レコードチャイナ 配信日時:2013年8月28日 21時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76092&type=0

ロシア、戦闘機輸出量で米国を抜き初めての首位に
=中国は第3位―ロシアメディア


●27日、ロシアの世界武器貿易分析センターは、2009~2012年の新型多用途戦闘機の輸出量でロシアが初めて世界一になったと発表した。写真はロシアの戦闘機。

 2013年8月27日、ロシアの世界武器貿易分析センターは、2009~2012年の新型多用途戦闘機の輸出量でロシアが初めて世界一になったと発表した。
 ロシア・ノーボスチ通信(中国語版)の報道を引用して人民網が伝えた。

 発表によれば、2009~2016年までの8年間について、ロシアでは新戦闘機384機の輸出計画がある。
 輸出総額は約178億ドル(約1兆7280億円)になり、これは米国の311億ドル(約3兆194億円)に次ぐ金額だ。
 同期の輸出機数については米国と僅差で首位に立ち(米国は329機)、
 3位は中国である(187機、37億ドル=約3592億円)。

 2009~2012年の新型多用途戦闘機の世界の総輸出量は559機で、輸出総額は325億5000万ドル(約3兆1609億円)。
 2013~2016年の推定総輸出量は529機、総額414億ドル(4兆203億円)である。
 同センターでは2013~2016年にかけてもロシアが輸出量で首位の座を守ると予測している。



【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年8月14日水曜日

新型戦略爆撃機「轟6K」が就役…ハワイへの急襲も可能:ロシア製エンジン「D-30KP」

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●外媒稱我轟-6K可打美反導系統 專家:理論上確是"殺招"
來源:人民網-軍事頻道  2013年04月25日10:12


サーチナニュース 2013/08/13(火) 12:54
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0813&f=politics_0813_006.shtml

新型戦略爆撃機「轟6K」が就役…ハワイへの急襲も可能=中国報道

  中国の新型戦略爆撃機「轟6K(H‐6K)-戦神」は中国が開発した新型の爆撃機であり、「轟6(H‐6)」爆撃機シリーズの改良型だ。
 中国網日本語版(チャイナネット)によれば、轟6Kはハワイへの急襲も可能だという。

  カナダ軍事専門誌「漢和ディフェンスレビュー」は、
 「射程距離約2000キロのCJ‐10A型巡航ミサイルを6発搭載している轟6Kは戦略爆撃機としての特徴を備えており、これまで開発されてきた轟6シリーズに比べ、大きな飛躍を遂げている。
 射程距離や搭載しているミサイルの数で言えば、世界最先端の爆撃機とはまだ大きな差があるものの、轟6Kはグアム島やミッドウエイ諸島、ハワイ諸島への空からの強襲作戦が可能なレベルに達した」
と報じた。

  中国は米国、ロシア、英国に次いで戦略爆撃機を有する国となり、重要な戦略的意義を持つ。



レコードチャイナ 2013/08/23(金) 10:28
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0823&f=politics_0823_004.shtml

わが国のH-6K爆撃機がアジアのパワーバランスを変える=中国

  中国の新型爆撃機H-6Kが軍事アナリストの注目を集めている。
 海外メディアは、H-6Kは米国の太平洋第二列島線の基地にミサイル攻撃を行い、ハワイも攻撃範囲に収められる可能性があると分析した。
 中国空軍は2020年までに、相当数のH-6Kを配備することになる。
 H-6Kはアジアの軍事パワーバランスを変える要因になるだろう。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  中国空軍は2013年6月現在、15機のH-6Kを配備している。
 同機はすでに試験飛行を完了し、11年5月に就役を開始しており、2年内に15機を生産した。
 中国の新型爆撃機に搭載されているのは、ロシア製エンジン「D-30KP」だ。
 中国とロシアのエンジンメーカーは09年と11年に計239基のエンジンの調達契約を締結した。
 そのうちの一部が、中国が1990年代に購入したIl-76のエンジン交換に使用され、中国が自主開発した大型輸送機Y-20に搭載される可能性がある。
 しかしこれらのエンジンの多くは、H-6Kに搭載される。

  H-6Kは中国初の中距離巡航ミサイルCJ-10K(射程距離は2000-2500キロ)を搭載できる爆撃機だ。H-6Kはグアム島の基地にミサイル攻撃できると分析されていたが、さらに遠距離となるハワイも攻撃範囲に収められる。

  ロシア戦略・技術分析センター専門家であるワシリー・カーシェン氏は、
 「米中が台湾問題により地政学的な衝突に及んだ場合、
 解放軍の短距離弾道ミサイルの攻撃範囲に入る台湾の空港が攻撃を受けやすい。
 米軍は太平洋の島嶼の数少ない距離の離れた空港を使用せざるを得ない。
 H-6Kが十分な航続距離を持てば、太平洋の島嶼の空港も巡航ミサイルの集中砲撃を避けられなくなる。
 そうなった場合、米国は空母の艦載機の力に頼るしかなくなる。
 しかし空母の使用もまた、中国の陸地の強力な巡航ミサイル、現代的なディーゼル潜水艦による制限を受ける。
 ゆえに2020年末までに、中国空軍には相当数のH-6Kが配備されることになる。
 これは紛れもなくアジアの軍事パワーバランスを中国にとって有利な方向へ変える要因になるだろう」と指摘した。

2013年8月9日金曜日

わが国のJH-7「飛豹」攻撃機:その卓越した性能とは

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●JH-7「飛豹」攻撃機


サーチナニュース  2013/08/08(木) 14:42
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0808&f=politics_0808_008.shtml

わが国のJH-7「飛豹」攻撃機、その卓越した性能は=中国報道

  中国とロシアによる反テロ軍事演習「平和の使命2013」が7月27日から8月15日にかけてロシアのチェリャビンスク州で実施されている。
 瀋陽軍区航空兵の某師団の5機のJH-7「飛豹」攻撃機の演習参加が注目を集め、軍事専門家の徐光裕氏は北京電視台の番組「軍情解碼」に出演した際に、JH-8の性能について説明した。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  瀋陽軍区航空兵の某師団の5機のJH-7が7月27日午前に出動し、途中で2カ所の空港で離着陸し、3000キロの飛行を経て新疆の某空港に到着した。
 同5機はその後、3000キロ離れたロシアのシャゴール空港に向かった。

  徐氏は、
 「同機のJは空中での戦闘を、Hは地上もしくは水面に対する爆撃を意味する。
 そのため同機は空戦と地上・水面への攻撃が可能な多目的機となる。
 しかし同機の主要任務は空戦ではなく、海と地上への攻撃だ」
と指摘し、同機の特長を次のようにまとめた。

  同機は攻撃機であるため、二人乗り・双発で、1人が操縦を担当し、1人が攻撃の任務を担う。
 馬力があるため重量が重く、約10のポットを吊り下げられるため、積載量も重くなる。
 同機に搭載される武器と、同機が遂行する任務には高い関連性がある。
 その主要任務は対海・対地攻撃のため、対艦ミサイル、対地近距離ミサイル、さまざまなレーザー誘導爆弾、ロケットミサイルなどがある。
 同機は自動化・情報化が進んでおり、自動操縦装置、呼線式制御システムがある。
 火器管制システムとレーダーのレベルも高く、同機は中国のJHシリーズの主力機とされている。

  同機は先進的な軍用機と言える。
 同機は超音速飛行が可能で、速度がマッハ1.7に達する。
 もう一つの重要な特長は超低空の突撃で、非常に低い高度により敵地の奥深くに潜り込める。
 同機は航続距離が長く、作戦半径は1500キロ弱に、航続距離は4000キロ弱に達する。
 そのため今回の演習の際に、同機は新疆の辺境に位置する友誼峰から、ロシアの演習地点に直接向かうことになる。

  JH-7の爆撃能力はJH-5とJH-6を上回り、攻撃能力と作戦半径はJ-5を上回る。
 そのため同機は地上と水上の作戦に参加でき、特に反テロおよび共同作戦の際に、高い作戦能力を示すことが可能だ。


 いつも思うのだが、解放軍の軍備性能というのは
 「紙に書かれたスペック」だけ
なのである。
 実際どうなのかが、まるで見えてこない。
 秘密主義が徹底していて、外部には公開しないのか、それともプロパガンダなのかその辺がまるでわからない。
 たとえば、ジェット戦闘機はロシアのミグをコピーしたものだが、ロシアはエンジン部分は機密にして封印しており、その部分を中国は観察できないという。
 よって中国にはまだ戦闘機のジェットを開発できるだけの力はなく、よって中国で生産される戦闘機に載っているエンジンはすべてロシア製であるという。
 もしこれが本当なら、肝心の部分がロシアに抑えられており、国産機というのは少々おこがましいことになるのだが。

 ロシアが中国にエンジンをコピーさせないのは2つの理由がある。
 ひとつは、もし中国がエンジンを自主開発できるなら、それは即、ロシア国境の安定を崩すことになる。
 金持ち中国がジェット戦闘機をバンバン製造することになったら、もっとも危険にさらされるのはロシアだからである。
 2つ目は中国が自主開発できたらロシアは戦闘機を中国に売り込むという商売ができなくなってしまう。
 お得意さんが減ることになる。
 さらには、その自主開発機を世界に売り込み始めたらロシアの武器輸出は大きなダメージを受ける。
 お得意さんが商売ガタキになってなってしまうのである。
 そんなことを考えると、ロシアはエンジンの機密を中国には渡しはしない。
 なら中国は自力で開発できるのかというと、さほどに安易なものでもない。

 つまり、中国の言うところの軍事装備というのは一体どこまで本物かというのがちっともわからないシロモノだということである。




【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年7月24日水曜日

中国製兵器購入は弱小国のみ:先進諸国の購入はない

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●21日、中国が米国に代わってグローバルな航空軍事産業のリーダーになると懸念する見方が出ているが、米国の専門家は、中国は米国を上回ることなどできないと指摘している。写真は中国の戦闘機。


レコードチャイナ 配信日時:2013年7月24日 7時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=74632&type=0

中国製兵器購入は弱小国のみ、先進諸国の購入はない―米メディア

 2013年7月21日、米軍事誌ディフェンス・ニュースによると、中国が米国に代わってグローバルな航空軍事産業のリーダーになるのではないかと懸念する見方が出ている。
 しかし、米国の専門家は、中国は主要な市場からは阻害されており、小規模市場では競争が厳しく、米国を上回ることはできないと指摘している。
 22日付で環球時報(電子版)

 中国の航空会社はエアバスやボーイングなど主要な航空機メーカーと協力関係を結んでおり、生産プロセスを中国へ移転させることや中国企業が米国の航空会社を買収するなどの懸念が生じているが、中国の商用・軍用航空機の海外における市場はそれほど開けていないと一部のアナリストは指摘している。

 米シンクタンク・プロジェクト2049研究所の専門家は、
 EU(欧州連合)や日本、韓国、ロシア、米国などの主要国はいずれも中国の兵器は購入しないとしている。
 旧ソ連構成国の一部の国は中国製兵器に興味を示しているものの、
 ロシアはその影響力をもってそうした事態を阻止すると指摘した。

 また、中国がパキスタンを軍事的に支援していることから、
 インドが中国製兵器を購入することもなく、
 そのため中国製兵器を購入するのは
 アフリカ諸国やイラン、パキスタンなど一部の発展途上国に限られるという。
 戦闘機に限っても、米F-16やF/A-18、仏ラファール、露Mi-31、スウェーデンのJAS-39などが中国の殲-10と競合しており、競争は激しいとみられている。



レコードチャイナ 配信日時:2013年8月16日 7時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=75582&type=0

西側兵器メーカーはパクられるのを恐れ中国人に応対せず―海外メディア


●13日、環球網は記事「西側兵器メーカーはパクられるのを恐れ中国人に応対せず―海外メディア」を掲載した。各国で開催される軍事兵器の展示イベントでは“中国人対策”が一般的になっているという。資料写真。

 2013年8月13日、環球網は記事
 「西側兵器メーカーはパクられるのを恐れ中国人に応対せず―海外メディア」
を掲載した。

 カナダ軍事情報誌・漢和ディフェンスレビュー8月号によると、各国で開催される軍事兵器の展示イベントでは“中国人対策”が一般的になっているという。
 パリ航空ショーをはじめとする各国のイベントには、中国から軍人、民間ともに大量の代表団が訪問する。
 先進国、とりわけ米国の展示品を取り囲み、写真や動画の撮影などを大々的に実行していた。

 こうした状況を受け、2006年以後には“中国人対策”が広がっていく。
 先端兵器については中国人が近づけないようにされた。
 米国メーカーはより露骨で中国人への対応を拒否している。

 2009年からは米国や英国の兵器メーカーは技術資料の提供をやめ、専門家による口頭の解説に切り替えた。
 以前、あるメディアの関係者は「紙の節約だ」と話していたが、実際には兵器が模倣されることを恐れての措置だ。




【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年6月29日土曜日

警戒心あらわ?…日本の新型ヘリ空母がもうすぐ完成

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●DDH-181 ひゅうが


●【海上自衛隊】護衛艦「ひゅうが」 艦体の特徴とステルス対策[桜 H21/3/23]


●原子力空母「ジョージ・ワシントン」(左)と並走する「ひゅうが」(右)



サーチナニュース  2013/06/28(金) 18:17
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0628&f=national_0628_049.shtml

【中国BBS】警戒心あらわ…日本の新型ヘリ空母がもうすぐ完成

  中国大手検索サイト百度の掲示板に
 「日本の新型ヘリ空母がもうすぐ完成するぞ」
というスレッドが立てられた。
 スレ主である忠国人さん(ハンドルネーム)が伝えたニュースに対して、中国の軍事マニアたちが議論を交わした。

  スレ主は、現在建造中の1万9500トン型の護衛艦22DDHを写真入りで紹介したところ、中国人ネットユーザーからは、
●.「これは始まりに過ぎない。日本は絶対にこの1隻で満足するわけがない。もっと沢山もっと大きな軍艦を作るぞ」、
●.「日本は野心の塊だからな。これで満足するはずがない。ヘリだけでなく戦闘機も搭載できるものを作るに違いない」
と、警戒心むき出しのコメントが並んだ。

  日本人の多くが「中国は野心の塊」と思っていると思われるが、中国人が日本に対して同様に感じていることが興味深い。

  また、
●.「これは日本の軍国主義復活じゃないのか?
  短距離弾道ミサイルの開発というニュースもあったし。
 公然と平和憲法に挑戦するようなことをしていいのか?」、
●.「日本には何かしらの制裁を加えるべきだと思う」
など、やはり警戒心があるようだ。
 しかし、
●.「率直なことをいえば、外観が美しい」、
●.「キレイだな。日本の造船レベルはやっぱり高いな」
など、日本の技術力の高さを認めるような発言のユーザーもいた。
  ほかには、
●.「大丈夫。わが国には看板の平らな、魚を干すことのできる漁政船がいるから」
というユーザーがいたが、これは中国初の空母である遼寧を指していると思われる。
 訓練用としてしか使えないことを皮肉っているようだ。
  また、
●.「こんなの移動する棺桶さ!」
と日本を小バカにするコメントもあり、やはり現在日本は所有していない航空母艦を中国が持つようになったことで、上から目線で見ているように感じられる。




●「ひゅうが」




【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年6月22日土曜日

中国の殲10戦闘機は米国のF-16に匹敵するのか?:エンジンはロシア製





サーチナニュース  2013/06/22(土) 14:31
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0622&f=politics_0622_002.shtml

中国の殲10戦闘機は米国のF-16に匹敵するのか=英紙
           
  冷戦以来、米国とロシアは戦闘機の開発においては常に肩を並べる実力を有し、甲乙つけがたいライバル同士だった。
 英紙フィナンシャル・タイムズはこのほど、時の流れとともに、中国の戦闘機も徐々に世界水準へと成長してきていると論じた。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

  2013年1月から、日中両国が戦闘機をめぐる争いを繰り広げている。
 尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題において、中国の殲10(J-10)戦闘機と日本のF-15戦闘機はそれぞれの威力を発揮し、お互い一歩も譲らない局面が続いている。

  尖閣諸島において、実際の戦闘がぼっ発するような場面はないものの、中国と日本の戦闘機の「力比べ」が大きな注目を集めている。
 中国空軍の軍事専門家らは
 「殲10は米国のF-16戦闘機・ファイティング・ファルコンに匹敵する」
との見方を示しているものの、西洋諸国の専門家の多くが、殲10の戦闘力に疑惑の目を向けている。

  彼らは殲10の航空電子システムがF-16と互角のレベルかを疑問視しており、強いてはF-15にも敵わないと指摘する専門家もいる。
 西洋諸国の専門家が言うには、殲10は上昇速度の面でF-15に及ばないだけでなく、搭載されている武器と飛行速度もF-15に劣る。

  殲10は西洋諸国に疑いの目で見られれいるものの、2011年と12年に中国が独自で研究開発したステルス戦闘機の試験飛行の成功は多くの人の度肝を抜いた。
 米カリフォルニア大学中国軍事問題専門家の張太銘氏は
 「近年、中国は国防工業分野ですでに記録的な飛躍を遂げている。
 空母艦載機や大型輸送機、ステルス戦闘機などの最優先武器プロジェクトの研究と開発における進歩は目覚しいものである」
との見方を示している。




【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年6月18日火曜日

インド山岳部隊、その名は「中国打撃軍」:なんとなく弱そう!

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●16日、インドメディアによると、同国財政部は中国との辺境に山岳部隊を配置するため、6000億ルピー(約9790億円)の予算の支給を決定した。写真は中国とインドの辺境を警備する中国の兵士。


レコードチャイナ 配信日時:2013年6月18日 6時56分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=73380&type=0
 
その名も「中国打撃軍」!
インド、山岳部隊に1兆円規模の予算
=中国との辺境に配置―インドメディア

 2013年6月16日、インドメディアによると、同国財政部は中国との辺境に山岳部隊を配置するため、6000億ルピー(約9790億円)の予算の支給を決定した。
 フェニックステレビ(電子版)が伝えた。

 新たに配置される予定の部隊はその名も「中国打撃軍」で、陸海空で9万人を中国との辺境に配置する。
 同国が中国との辺境に山岳部隊を配置するのには、中国がチベットでの施設を拡大させ、インドとの国境における動員能力を約50万人に向上させたことが背景があるとインドメディアは伝えている。


 インド軍というのはほとんど無力無能ではないのか。
 中国と対峙して勝利できる軍隊にはとても思えないのだが。
 でも
 「中国打撃軍」!
はマンガチックで面白い。
 その程度かな。
 なんとなく「弱そう」!



【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年5月15日水曜日

中国原潜が米空母を追尾か?、それとも「日本のでっち上げ」か?

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●13日、沖縄県・久米島南方にあたる日本の接続水域内を外国籍の潜水艦が潜航しながら通過したと防衛省が発表した。公式には「国籍不明の潜水艦」となっているが、同省ではこれを中国の原子力潜水艦と断定している。写真は中国の漢級(091型) 原子力潜水艦・長征3号。


サーチナニュース 2013/05/14(火) 18:01
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0514&f=national_0514_059.shtml

中国原潜が米空母を追尾か「日本のでっち上げ」=中国版ツイッター


  防衛省は13日、国籍不明の潜水艦が久米島南方の日本の接続水域内を潜航したまま通過したと発表した。
 産経新聞によれば、防衛省は国籍不明の潜水艦は中国の原子力潜水艦で、
 同艦は米原子力空母「ニミッツ」を追尾していたと分析した。

  同報道は中国のネット上でも注目を集めており、中国版ツイッター微博では
●.「ロシアの潜水艦かも知れないだろう」、
●.「日本の陰謀だ」
など、中国の原子力潜水艦だと判断したことに対する反発の声があがった。

  また、
●.「証拠もないのにどうやってわが国の原潜だと断定したのか」
という疑問のほか、
●.「日本の領海には侵入していないのに何を言っている。
 公海上では潜水しようが浮上しようが自由なはずだ」
との主張もあった。
 国連海洋法条約では潜水艦が接続水域内を航行する際、潜航したままでも問題ない。

  また、環球時報が報じた記事に対しては、
●.「日本がまたでっち上げてるぞ」
という意見や、原潜が航行した接続水域が沖縄県・久米島南方であったこととあわせ、
●.「一刻も早く琉球を独立させなければ」
など、強い反発のコメントが相次いだ。

****************

  米国防省が発表した中国の軍事力・防衛発展に関する年次報告書によれば、中国は現在、
 晋級(094型)原子力潜水艦の製造を進めており、すでに3隻が完成している。
 中国が次世代の096型原子力潜水艦の製造を開始する今後10年間に、多ければ5隻の094型原子力潜水艦が海軍に就役するとみられる。

  晋級原子力潜水艦はJL-2潜水艦発射型弾道ミサイルを搭載すると見られ、弾道ミサイルの射程距離は4000カイリ以上に達する見通しだ。

  中国はまた、攻撃型原子力潜水艦の戦闘力の増強に絶えず力を入れている。
 現在、すでに2隻の商級(093型)攻撃型原子力潜水艦が就役しているほか、
 中国は改良型の商級攻撃型原子力潜水艦4隻を建造中であり、老朽化した漢級(091型)原子力潜水艦に取って代わると見られる。



レコードチャイナ 配信日時:2013年5月14日 16時13分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72289&type=0

中国原潜が日本の接続水域に
…「それが何か?」一般の反応冷ややか―中国版ツイッター

 2013年5月12日から13日にかけ、沖縄県・久米島南方にあたる日本の接続水域内を外国籍の潜水艦が潜航しながら通過したことがわかった。
 13日、防衛省が発表した。
 公式には「国籍不明の潜水艦」となっているが、同省ではこれを中国の原子力潜水艦と断定している。
 原潜は2隻で、米原子力空母「ニミッツ」を追尾・威嚇するために投入されたと考えられる。
 ニミッツは13日に韓国で開始した米韓合同海上訓練のために釜山へ向かっていた。

 今回の中国原潜の航行は国際法上は問題に問えないが、わずか10日あまりで2度にわたって領海に迫る接続水域を潜航したことには、日本政府も
●.「見過ごせない威嚇」
●.「ここで黙認すれば常態化の可能性がある」
との危機感を抱き、異例の公表に踏み切った。
 潜水艦の存在については、米空母もマークしているという。

 中国主要メディアの多くも日本報道の引用としてこれを伝えている。
 大手ポータルサイト・新浪(Sina)の軍事版がこれを伝えると、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトには、多くの反響が寄せられた。以下はその一部。

●.「陰謀!日本の自作自演じゃないのか!」
●.「何でもかんでも中国と関連付けるなかれ。まずは証拠を示せ」

●.「日本に対するちょっとした警告だよ」
●.「琉球国は中国のものだと行動で示しているだけさ」
●.「いちいち騒ぐな。またどうせある事だから」

●.「仮に中国の原潜だとして、出航してすぐに見つかっちゃうなんて、ゴミだな」
●.「試してみなければわからなかったことだが、中国の原潜のダメさがよくわかりました」
●.「というよりも、わざと見つかったのではないかな?」

●.「中国の原潜だとして、何か問題が?もともと中国のテリトリーだし」
●.「我々は列島四島しか日本と認めていないのだ」
●.「いや、北海道だってアイヌ民族のものさ」


 これで分かることは、自衛隊は明確に中国の潜水艦の動きを把握しているということだろう。
 このサーチから逃れるために中国はさらなる技術を投入していくだろう。
 同様に日本では潜水艦捕捉作戦が展開されていく。
 領海に入ったら密かにこれを沈めてしまえばいい、なんて誰でも思うのだが。
 浮き上がってくることはないのだから、証拠が残らない。



【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年5月10日金曜日

中国の外交が活発化、軍の政治干渉による影響か:共産党の前面に出るのか?




レコードチャイナ 配信日時:2013年5月9日 22時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72092&type=0

中国の外交が活発化、軍の政治干渉による影響か―露誌


●6日、ロシアの外交専門誌ロシア・イン・グローバル・アフェアーズが最新号で、「中国のアジア太平洋地域外交が活発化している」との記事を掲載した。写真は2013年3月、第12期全人代第1回全体会議予備会議に出席する中国人民解放軍のメンバー。

 2013年5月6日、新華網によると、ロシアの外交専門誌ロシア・イン・グローバル・アフェアーズが最新号で、
 「中国のアジア太平洋地域外交が活発化している」
との記事を掲載した。
 記事の執筆者はモスクワ国立国際関係大学東アジア・上海協力機構研究センターのアレクサンドル・ルキン主任。

 中国の外交政策が活性傾向にあることは、軍が政治分野への影響を増していることと無関係ではないという。
 中国では多くの政治家が軍の要職を経験しており、軍と中国共産党は切っても切れない関係にある。
 昨秋より日本との間での尖閣問題が緊迫したことをきっかけにこの傾向が顕著となり、
 軍が自身の利益を守ろうとする動きが強まっている。
 過去30年間、中国は改革開放政策の主軸として軍事力の現代化も進めてきたが、その結果、
 中国人民解放軍は230万人を抱える世界最大級の規模に拡大。
 年間軍事費も1000億ドルを超え、世界2位につけるようになった。
 しかし、現状としてはこれを存分に発揮するほどの需要はなく、
 その余剰なエネルギーが「過去の屈辱を晴らそう」とする方向へ高まっているともいう。

 また、中国政府はトウ小平氏の「韜光養晦」(能力を隠して実力を蓄える)という方針を採っているが、国内では同時に
 「海外における経済利益を積極的に獲得するべきだ」
という論調が社会的に大きくなりつつあり、米国や日本に対する政府の態度が軟弱だとする見方が政府の外交政策にも影響を与え始めていると指摘されている。

2013年5月5日日曜日

中国の軍事費20年間で750%増、正真正銘世界2位の大国

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レコードチャイナ 配信日時:2013年5月5日 12時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71949&type=0

中国の軍事費20年間で750%増、正真正銘世界2位の大国
=でも米国が心配する必要なし―米メディア

 2013年5月3日、米誌「フォーリン・ポリシー」4月25日付の記事によると、
 中国の軍事費拡大と周辺国家との対立が当該地域の軍拡競争を引き起こしているとの見方があるものの、各国の国内総生産(GDP)に占める軍事費の割合を見ると、
 実際のところ、どこも中国の軍事力強化を恐れておらず、軍拡競争にも参入していないことがわかる。
 新浪軍事が伝えた。

 このところ、アジア地域の情勢はやや緊迫しているものの、2012年の東アジアと東南アジアの軍事費は25年来の低水準となった。
 ここ20年の中国の台頭は当該地域の情勢に大きな影響を及ぼしているが、大幅に軍事力を強化している国はない。
 1988年、冷戦が終結に向かう中、東南アジア主要6カ国の軍事費がGDPに占める割合は3.5%、2012年になると、その割合は2%以下まで下がった。
 中国と領土問題で対立しているベトナムでさえ、軍事費の対GDP比は1988年の7.1%から、2012年には2.4%まで下がっている。

 アジア地域の唯一の例外が中国である。
 中国の軍事支出は1989年の180億ドル(約1兆7653億円)から2012年には1570億ドル(約15兆3970億円)まで拡大し、23年間で750%増加している。
 意外にも、東アジアと東南アジアの軍事支出がこれを受けて増加することはなかった。
 平和憲法の影響もあるのか、
 日本の軍事費は23年間でわずか29%増にとどまり、
 韓国でも118%増で、中国よりははるかに低い。

 「一部の国の軍事支出が少ないのは、軍事面で米国の保護を受けられるからだ」
との指摘は通用しない。
 2012年、米国の同盟国向けの軍事支出がGDPに占める割合は1.73%で、非同盟国とほぼ変わらない水準だ。
 また、仮にアジア諸国が米国の保護に期待しているとすれば、米国のアジア太平洋に戦略の重心を移す「リバランス」(再均衡)を受け、各国の軍事費は徐々に減少するはずだが、対GDP比は2000年に2%以下に低下して以降、ずっと変わっていない。

 1978年の改革・開放政策以降、中国の経済、軍事、外交の影響力は絶えず急速な拡大を続け、今や世界2位の大国であることは明白。
 アジア地域の各国は中国の台頭と野心に気付いており、情勢の均衡を取り戻したければ、手を打つのは簡単だが、そのような動きは見受けられない。
 アジア諸国でさえ中国の軍事力強化に危機感を抱いていないのなら、米国が心配する必要は毛頭ないのかもしれない。





【中国解放軍の実力:光と影】



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2013年5月3日金曜日

中国が新たに建造する空母は6隻か:イージスの的にはもってこいだろう

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サーチナニュース 2013/05/03(金) 16:46
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0503&f=politics_0503_005.shtml

中国が新たに建造する空母は6隻か、日本の挟み撃ちが可能に

  中国は052C/D駆逐艦、054A護衛艦、056型小型護衛艦の大規模な建造を開始した。
 中国海軍が今後、新たな空母の建造を行うことも間違いないだろう。
 中国網日本語版(チャイナネット)が報じた

  現時点では中国が建造を予定している空母の数について断言することはできないが、北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊の3大艦隊に2隻ずつ配備するために、計6隻が建造される可能性が高い。
 そうなった場合、中国海軍の空母数は米太平洋艦隊と肩を並べることになる。

  中国人民解放軍は空母を保有することにより、
 「米空軍・海軍の中国本土への攻撃を阻止し、米艦隊の中国近海・遠洋における封鎖を突破する」、
 「中国エネルギー輸入の海上輸送ルートの安全保障」
といった問題を解決することができるだろう。

  米国は現在、海洋全体で中国に勝利できる戦力を保有するが、中国の海岸線付近では十分な勝算を持たない。
 これは10年前の一方的なパワーバランスと大きく異なるものだ。
 中国が国産空母を保有した場合、鬼に金棒となるだろう。

  中国と日本が軍事衝突した場合、空母保有により中国の実力が大幅に引き上げられる。
 日本海側からだけではなく、太平洋側からも日本全国に攻撃が仕掛けられるからだ。

  南シナ海のスプラトリー諸島(西沙諸島)の主権問題を処理するにあたり、空母は中国の強力なコマになる。
 空母は中国がロシアおよびインドなどと外交駆け引きを展開する際にも、積極的な役割を発揮するだろう。


 なにか「絵に書いたモチ」を食って、
 「おめでたい! おめでたい!」はしゃいでいるような感じである。
 香港メデイアは空母など時代遅れだといい、オーストラリアのメデイアはパイロットの訓練だけで相当な年月がいるだろうと言う。
 「絵に描いたモチ」によれば中国空母は太平洋側に出て日本を挟み撃ちにするそうである。
 空母なんて図体のシロモノが動けば、バッチリとイージスの餌食になってしまう。
 わざわざ「撃沈して下さい」と言っているようなものだ。
 中国人の好みは
 「デカイものをたくさん並べること」
で、それでなんとなく豊かになった気分に浸れるというもののようだ。

2013年5月2日木曜日

練度不足の中国空軍パイロット:空母が有効に使えるのは数十年後

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●28日、オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、中国人民解放軍空軍には訓練不足という大きな課題があると指摘した。写真は2012年10月、訓練航海中の中国空母・遼寧号。


レコードチャイナ 配信日時:2013年5月2日 8時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71857&type=0

練度不足の中国空軍パイロット、空母が有効に使えるのは数十年後との予測―豪紙

 2013年4月28日、オーストラリア紙シドニー・モーニング・ヘラルドは、中国人民解放軍空軍には訓練不足という大きな課題があると指摘した。
 30日、新華網が伝えた。

 3月31日、中国空軍の戦闘機Su-27が墜落、パイロット2人が死亡した。
 脱出が遅れたことが死因となったが、事故の際の脱出について適切な訓練を受けていなかったことが明らかとなっている。

 この事故は中国人民解放軍空軍のアキレスけんを示すものだ。
 中国が保有する軍用機は数の面では米国に匹敵するが、
 飛行訓練やプレッシャーがかかった状態での訓練が不足しており、練度の面では大きく遅れている。

 人材不足は昨年就役したばかりの空母の運用にも影を落としている。
 23日、中国海軍の宋学(ソン・シュエ)副参謀長は海軍創立64周年記念式典に参加し、
 「中国の空母は1隻にとどまらない」
と発言。また空母1隻あたり2つの飛行団を配属させる方針を示した。
 ところが艦載機J-15の飛行訓練を受けたパイロットはわずかに12人しかいないという。

 世界最強の空母戦闘軍を有する米国だが、この戦力を手に入れるまでには訓練中の事故で多くの犠牲を出している。
 Su-27の墜落事故は中国もリスクを覚悟した訓練に取り組み始めた兆しとみられているが、練度を高め強力な空母戦力を手にするまでには数十年もの時間が必要となるだろう。


 空軍機はためらわない一瞬の判断で行動を決していく。
 いわゆるトップガンだ。
 パイロットは常に最悪環境、過酷条件、限界を超える限界を幾度と無く繰り返していくしか成長の道はない。
 自国の枠内の訓練飛行ではまず、トップガンにはなれない。
 例えば、自衛隊でいえば


レコードチャイナ 配信日時:2013年4月28日 12時52分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=71796&type=0

中国軍、尖閣海域での空軍抑止力を強める―米メディア

 2013年4月27日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版サイトは日本メディアの報道として、23日に中国の
①.海洋監視船8隻が尖閣海域に侵入した際、
②.40機以上の中国軍機も飛来していた
と伝えた。

 飛来した中国軍機には「蘇―27」「蘇―30」など新型の戦闘機も含まれていた。
 尖閣海域で中国監視船と日本側が対峙している間、空から情報を収集し中国監視船に送っていたものとみられる。
 今回飛来した戦闘機は以前から飛来していた戦闘機に比べて性能の良い第4世代戦闘機。
 中国側が尖閣海域における空軍抑止力を強化したことを示している。


 といった、艦船8隻、航空機40機といった極限状態でのスクランブル行動を繰り返すことによってのみしかトップガン・スキルは身につかない。
 中国が数で圧倒してくるということは、中国側のスキルは曖昧になる。
 常に味方の状態に気をとられてしまう。
 しかし自分の倍する相手とどうやって戦うかとなれば、それは当然トップガンへの近道となる。
 その状況ではパイロットは肉体的にも神経的にも疲弊する。
 それを乗り越えることで、非常時の技術を磨いていく。
 一日程度の演習では大したことになならないが、3日4日と波状攻撃を受けたとき、いかに対応していくかで、技術の壁を乗り越えていく。
 それがトップガンを育成することになる。
 トップガンでなくても、艦船においても同じだ。
 神経的に疲弊した状態を繰り返し繰り返し経験することによって、とっさの判断力が培われていく。
 中国が大量の船舶航空機を投入してくることは、自衛隊にとっては願ってもない訓練場を提供してもらえることになる。
  こういう恵まれた状況にあるのが今の自衛隊である

 一方中国は「孫子の兵法」で数で圧倒して相手の繊維を消失させ、「戦わずに勝つ」という戦略をとっている。
 これを有効にしているのが、中国のちょっと汚らしいとおもわれる言葉の羅列による脅しである
う。
 量的に大きいとどうしても自信過剰に流れてしまう。
 そのためスキルの向上にはつながりにくくなる。
 中国はまだまだハードで評価する価値観をもっている。
 よって、武器をたくさんもっているほうが強いという認識である。
 しかし、先進国は人材と情報というソフトをもって戦術の基礎にしている。
 有機的に自在にインフォメーションを変更できるフレキシブル化だ。
 それにはハードよりも、運用スキル、すなわちソフトが優先していく。
 そのとき、ハードはソフトの駒になる。
 「ハードは駒」という発想がベースにならないかぎり、近代戦はできない。
 大量の武器をもっているものが強い、というのは少々昔の戦術になる。



【中国解放軍の実力:光と影】



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*****【中国解放軍の実力:光と影】*****

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