2013年5月15日水曜日

中国原潜が米空母を追尾か?、それとも「日本のでっち上げ」か?

_


●13日、沖縄県・久米島南方にあたる日本の接続水域内を外国籍の潜水艦が潜航しながら通過したと防衛省が発表した。公式には「国籍不明の潜水艦」となっているが、同省ではこれを中国の原子力潜水艦と断定している。写真は中国の漢級(091型) 原子力潜水艦・長征3号。


サーチナニュース 2013/05/14(火) 18:01
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=0514&f=national_0514_059.shtml

中国原潜が米空母を追尾か「日本のでっち上げ」=中国版ツイッター


  防衛省は13日、国籍不明の潜水艦が久米島南方の日本の接続水域内を潜航したまま通過したと発表した。
 産経新聞によれば、防衛省は国籍不明の潜水艦は中国の原子力潜水艦で、
 同艦は米原子力空母「ニミッツ」を追尾していたと分析した。

  同報道は中国のネット上でも注目を集めており、中国版ツイッター微博では
●.「ロシアの潜水艦かも知れないだろう」、
●.「日本の陰謀だ」
など、中国の原子力潜水艦だと判断したことに対する反発の声があがった。

  また、
●.「証拠もないのにどうやってわが国の原潜だと断定したのか」
という疑問のほか、
●.「日本の領海には侵入していないのに何を言っている。
 公海上では潜水しようが浮上しようが自由なはずだ」
との主張もあった。
 国連海洋法条約では潜水艦が接続水域内を航行する際、潜航したままでも問題ない。

  また、環球時報が報じた記事に対しては、
●.「日本がまたでっち上げてるぞ」
という意見や、原潜が航行した接続水域が沖縄県・久米島南方であったこととあわせ、
●.「一刻も早く琉球を独立させなければ」
など、強い反発のコメントが相次いだ。

****************

  米国防省が発表した中国の軍事力・防衛発展に関する年次報告書によれば、中国は現在、
 晋級(094型)原子力潜水艦の製造を進めており、すでに3隻が完成している。
 中国が次世代の096型原子力潜水艦の製造を開始する今後10年間に、多ければ5隻の094型原子力潜水艦が海軍に就役するとみられる。

  晋級原子力潜水艦はJL-2潜水艦発射型弾道ミサイルを搭載すると見られ、弾道ミサイルの射程距離は4000カイリ以上に達する見通しだ。

  中国はまた、攻撃型原子力潜水艦の戦闘力の増強に絶えず力を入れている。
 現在、すでに2隻の商級(093型)攻撃型原子力潜水艦が就役しているほか、
 中国は改良型の商級攻撃型原子力潜水艦4隻を建造中であり、老朽化した漢級(091型)原子力潜水艦に取って代わると見られる。



レコードチャイナ 配信日時:2013年5月14日 16時13分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=72289&type=0

中国原潜が日本の接続水域に
…「それが何か?」一般の反応冷ややか―中国版ツイッター

 2013年5月12日から13日にかけ、沖縄県・久米島南方にあたる日本の接続水域内を外国籍の潜水艦が潜航しながら通過したことがわかった。
 13日、防衛省が発表した。
 公式には「国籍不明の潜水艦」となっているが、同省ではこれを中国の原子力潜水艦と断定している。
 原潜は2隻で、米原子力空母「ニミッツ」を追尾・威嚇するために投入されたと考えられる。
 ニミッツは13日に韓国で開始した米韓合同海上訓練のために釜山へ向かっていた。

 今回の中国原潜の航行は国際法上は問題に問えないが、わずか10日あまりで2度にわたって領海に迫る接続水域を潜航したことには、日本政府も
●.「見過ごせない威嚇」
●.「ここで黙認すれば常態化の可能性がある」
との危機感を抱き、異例の公表に踏み切った。
 潜水艦の存在については、米空母もマークしているという。

 中国主要メディアの多くも日本報道の引用としてこれを伝えている。
 大手ポータルサイト・新浪(Sina)の軍事版がこれを伝えると、“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトには、多くの反響が寄せられた。以下はその一部。

●.「陰謀!日本の自作自演じゃないのか!」
●.「何でもかんでも中国と関連付けるなかれ。まずは証拠を示せ」

●.「日本に対するちょっとした警告だよ」
●.「琉球国は中国のものだと行動で示しているだけさ」
●.「いちいち騒ぐな。またどうせある事だから」

●.「仮に中国の原潜だとして、出航してすぐに見つかっちゃうなんて、ゴミだな」
●.「試してみなければわからなかったことだが、中国の原潜のダメさがよくわかりました」
●.「というよりも、わざと見つかったのではないかな?」

●.「中国の原潜だとして、何か問題が?もともと中国のテリトリーだし」
●.「我々は列島四島しか日本と認めていないのだ」
●.「いや、北海道だってアイヌ民族のものさ」


 これで分かることは、自衛隊は明確に中国の潜水艦の動きを把握しているということだろう。
 このサーチから逃れるために中国はさらなる技術を投入していくだろう。
 同様に日本では潜水艦捕捉作戦が展開されていく。
 領海に入ったら密かにこれを沈めてしまえばいい、なんて誰でも思うのだが。
 浮き上がってくることはないのだから、証拠が残らない。



【中国解放軍の実力:光と影】



_